復帰50年企画・共同制作

カタブイ、1972

2022年11月30日(水)~12月4日(日)    沖縄公演 全8公演終了

2022年12月15日(木)~12月18日(日)  東京公演 全5公演終了



 

エーシーオー沖縄の沖縄本土復帰50年企画第5作、また名取事務所と共同制作する3部作の第1弾【カタブイ、1972】が、第十回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞いたしました!!


これも皆さまのご支援のおかげと、ひとえに感謝しております。

PHOTO:坂内太



2022年に上演された優秀な新作戯曲に贈られる第26回鶴屋南北戯曲賞(光文文化財団主催)に、

脚本家で演出家の内藤裕子さん作「カタブイ、1972」が選ばれました!!

鶴屋南北戯曲賞(一般財団法人 光文文化財団)ページ

「カタブイ、1972」に出演した田代隆秀さん(おじぃこと波平誠治役)が、

第30回読売演劇大賞男優賞にノミネートされ、「優秀賞」が決定いたしました!!

第30回読売演劇大賞ノミネート 記事


「大戦の末期に戦場となり、尊い多くの人命を失った沖縄の地は、戦後長きにわたって米国の政権下に置かれてきたのでありますが、今日以降私たちは同朋相寄って喜びと悲しみをともにわかちあうことができるのであります。」

これは、沖縄復帰記念式典で当時の首相佐藤栄作が行った式辞だ。

 

タクシー運転手をしながらサトウキビ農家を営む波平誠二は、たまたま乗せた客をわが家へ招き、サトウキビの収穫を手伝ってもらうことにする。

娘夫婦、孫娘は戸惑いを隠せない。人との距離、日本への復帰、家族であっても思いはバラバラで、伝えることもままならない。

1972年、復帰を迎えようとする沖縄、波平家の物語。

 

※カタブイ=「片降い」「片降り」片側だけ降ること。こちら側は、晴れているのに向う側は大雨が降っていて沖縄の夏によくみられる。

     


本土復帰50年 「願いと想い」

 

本土復帰50年企画「カタブイ」は、3年間かけて復帰50年の沖縄に向き合い、
「カタブイ、1972/1995/ 2025」と作品をつくっていきます。
1972年 復帰の年
    5月15日、数千・数万の市民が集まり「沖縄処分抗議県民総決起大会」が開かれた。
    10月、復帰して数ヶ月、B52戦略爆撃機が大量に飛来。「悪魔の島と呼ばれたくない」と読谷高校生    
     が集会を開き抗議。
1995年 戦後50年。米兵による少女暴行事件に抗議する県民総決起大会が開かれた。
    日米地位協定見直しや基地の整理縮小を求めた復帰後最大の抗議大会であった。
2025年 そして今。復帰から50年後。
    何が変わり、何が変わらなかったのか?
    今を生きている私たちにできること、どう生き、何をどれだけプラスに変えていけれるのだろうか?
   
「カタブイ」は原作があるわけではありません。
取材をして0から作品作りをしていきます。
沖縄と向き合うことは、今の日本、今の世界と向き合うことに繋がると思っています。
これからできあがっていく作品です。ぜひ皆様と3年間かけて一緒に作品をつくりあげ今とこれからに生きることに向き合いつづけたいと思っております。(2022年12月)

CAST&STAFF


脚本・演出・・・内藤裕子

CAST

 田代隆秀

 馬渡亜樹

 当銘由亮

 古謝渚

 増田あかね

 山田定世

STAFF

舞台美術デザイン・・・・吉野章弘

照明・・・・・・・・・・佐々木真喜子

音響・・・・・・・・・・穴沢淳

衣裳・・・・・・・・・・樋口藍

演出助手・・・・・・・・鍋嶋大輔

舞台監督・・・・・・・・猪股孝之

イラスト・・・・・・・・伊波二郎

宣伝デザイン・・・・・・小田善久

 

企画制作・・・・・・・・下山久

         ・・・名取敏行

制作《沖縄》・・・・・・大城安恵

            友利奈緒子

            比嘉千賀子

            橋本聡

制作《東京》・・・・・・栗原暢隆

            松井伸子

舞台手話通訳・・・・・・南瑠霞

              (手話あいらんど)

プロデューサー・・・・・下山久

            名取敏行


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エーシーオー沖縄

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